第4回 Vitae-HIRAKU ワークショップ 開催報告

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“Building and leading research collaborations”

【日 時】平成31年2月7日(木) 10:00~17:00
【場 所】広島大学学生プラザ4F多目的室1・2(東広島キャンパス)
【参加者】HIRAKUコンソーシアム教員16名、他大学助教2名、URA2名、企業参加者2名 含む 計29名
【ファシリテーター】Dr. Janet Metcalfe, Chair and Head, Vitae, UK

本ワークショップは,「未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)」の若手教員を主たる対象として,分野,所属機関,セクターの枠組みを超えて効果的に研究プロジェクトを立案し,推進する能力を高めることを目的として開催されました。
ほとんどの参加者が互いに初対面という中,ワークショップは自己紹介で始まりました。自分の専門分野を紹介するたびに,全く異分野の研究に聞き入る姿が垣間見られました。

つづいて分野融合型の研究を進められる研究者とは何なのか、Vitae RDF (Researcher Development Framework) を紐解きながらグループに分かれて話し合いました。さまざまな共通意見が見られる中、企業からの参加者が挙げた“Risk Management”については、どの教員も着目していなかったことが印象的に取り上げられました。

ランチ交流会の後、いよいよSDGs (Sustainable Development Goals 「世界を変えるための17の目標」)について検討を始めました。参加者の3分の2がSDGsとは何か知らないという状況の中,17の目標から取り組みたいテーマを決め,4つのグループに分かれました。分野融合型のプロジェクトマネジメントに必要な要素を学びながら,それぞれのチームが非常に興味深い企画を仕上げていきました。最終発表では非常に闊達な質問,意見が寄せられ,非常に盛り上がりました。

参加者の多くは,分野融合で具体的な事案に仕上げていくことの難しさを感じた一方で,「コラボレーションのために必要なスキル・知識やその使いどころなど、特に必要なスキルが記載されたRDFが参考になりました。」 「他の異分野研究者とのcommunicationの機会が得られました」「今後コラボレーションしたい相手を見つけました。」など非常にポジティブな感想が多く寄せられました。