平成29年3月6日(月)15:00~17:30 徳島大学日亜ホール(常三島キャンパス)にて、「大学発ベンチャーシンポジウム ~社会に新しい価値を生み出すために、起業という道の提案~」を開催しました。本シンポジウムは、広島大学東広島キャンパスと山口大学吉田キャンパスともテレビ会議システムを用い、中継しました。参加者は総勢57名でした。
徳島大学 永田理事の開会挨拶の後、「徳島大学の新たな取組みと企業支援」と題し、徳島大学 織田研究支援・産官学連携センター長がイノベーション創出の取組として、研究成果の特許化や事業化、クラウドファンディングを用いた支援を行っているとの説明がありました。
基調講演「アカデミア研究を社会へ実装する」では、株式会社リバネス代表取締役CEO 丸 幸弘氏から会社創業の経緯や研究を社会実装するという理念に基づくさまざまなプロジェクト(企業支援や研究費助成、研究コンペ)について事例を交えご講演いただきました。大学はシーズの宝庫なので、社会に分かりやすく伝えたり、研究費を獲得したり、社会課題(ニーズ)とのマッチングをする中で研究内容を磨いていく必要があるのだと述べられました。
引き続いて、大学発ベンチャーを立ち上げられた、株式会社広島クライオプリザベーションサービス 島田 昌之氏(広島大学)、株式会社アグリライト研究所 園山 芳充氏(山口大学)、株式会社セツロテック 竹本 龍也氏・竹澤 慎一郎氏(徳島大学)、そして株式会社リバネス 丸 幸弘氏によるパネルディスカッションが行われました。経営をどうするか、販路をどう開拓するかなどについても各会場から活発な質問が出されました。