平成31年1月15日(火) 、第67回コンソーシアム人材セミナー「スペシャリスト&ジェネラリスト 審査官の魅力とは? / 経済産業省 特許庁 行武 哲太郎 氏 による講演」を開催しました(参加者31名)。
本講演は、特許庁審査第四部伝送システム 審査官 行武 哲太郎氏を講師として、「スペシャリスト&ジェネラリスト 審査官の魅力とは?」と題して行われました。特許審査官は1.発明を保護することで利用を促進させ、日本の産業を発展させること、2.特許審査+知財行政を通してイノベーションを促進すること、を目的とした“理系の専門知識”と“特許法の専門知識”の両方を必要とする専門性が高い職業です。この特許審査官について、行武氏が現在歩んでいるキャリアパスや、これまでに行ってきた特許審査事例を通して、分かりやすく教えていただきました。特許審査官の業務には、日本国内で特許を審査するだけでなく、世界の特許審査の現状と日本の現状を比較し調和を図る業務、国会対応施策の検討、定員・予算要求といった行政面側から特許制度を発展させる業務など、多種多様な業務が含まれていることも紹介していただき、特許審査官の意外な側面も教えていただきました。最後に、実際の審査事例を用いた特許審査体験をグループで行い、複数の意見が聴講者より発表されるとともに、実際の審査結果を交え“特許審査官の目線・考え方”を教えていただきました。