平成30年1月17(水) 、第47回コンソーシアム人材セミナー「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 知識基盤情報部長 小賀坂 康志 氏による講演」を開催しました。(参加者23名)。
セミナーは「JSTご紹介 ~事業・業務内容及びJSTが求める人材像~」と題して行なわれました。
始めに、小賀坂 康志 氏が科学技術振興機構(JST)についてお話していただきました。
科学技術振興機構(JST)は、国の科学技術基本計画の推進において中核的な役割を担う国立研究開発法人として、戦略の立案、研究開発の推進をはじめ、科学技術イノベーションの推進に関わる幅広い事業を展開しています。 また、科学技術振興機構(JST)の沿革及び事業内容についても簡単にご紹介いただきました。
科学技術振興機構(JST)は、国の科学技術基本計画を推進するため、研究開発戦略、ファンディング、地域創生、人材育成、国際協力など幅広い事業を実施しています。その中で「未来を共創する研究開発戦略を立てる」、「知を創造し、経済・社会的価値へ転換する」、「社会との対話を推進し、人材を育成する」三つの計画について詳細に説明していただきました。
科学技術振興機構(JST)の事業は多様ですけど、共通点は全て科学技術振興に必要な事業です。
最後に、小賀坂 康志 氏が科学技術振興機構(JST)の求める人材像について絶えず変革を求められる時代にあって、科学技術振興機構(JST)は多様な人材を求めているとお話いただきました。
〇 大学院生になり、自分の視野の狭さに気が付きました。専門分野に限らず、社会と科学の繋がりを考えたことがなかった私にとって、多くの観点からの話は考え直す良いきっかけとなりました。(理学研究科・男性)
〇 研究開発のための資金を取り扱う上で非常に複雑で多様な事業を展開している事に大変驚きました。また、時代の流れによって注目すべき分野が様々な地球環境問題、社会問題の解決、あるいは持続可能な社会を作り出す方向に変化している事も参考になりました。(先端物質科学研究科・男性)
〇 研究ということについて少し考える機会が持てた。研究が社会貢献できているのか、日本の研究力が低下しているのではないかという事は今まであまり考えて来なかったことなので、今後考えてみたいと考えました。(理学研究科・男性)