第4回課題提案型ワークショップ「イノベーション演習2019」第4回開催報告

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2019年10月30日(水)14:35~17:50 広島大学東広島キャンパスベンチャービジネスラボラトリー203講義室にて第4回講義が開講されました。学部生・大学院生および特別研究員などの履修生14名が参加しました。

はじめに牧野先生より,エクセルを用いたデータ分析のやり方について説明がありました。たくさんのデータ点の間の相関関係を示す指標としてR2値や相関係数について学びました。そのようなデータ分析をマーケティングに用いると,例えば店舗の最寄り駅の利用者数とその売上高が比例関係にあるという傾向を知り,新しくつくる店舗の売上高を予測することができます。グループごとに演習を行い,その解析方法について学びました。ほかにも重回帰分析やABC分析など様々な手法について紹介がありました。

つぎにグループごとに能力棚卸シートの共有を行いました。お互いの専門分野や,アクセス可能な交友関係を共有することで,今後のワークで役割分担をすることが可能になります。グループメンバーの個々の特異性を生かして,顧客に対してよりよい提案をすることが期待できます。




前回の講義で顧客のニーズを把握することが重要であると学びました。本講義ではエンドユーザー(実際に商品を使用する人)を漠然とした括りで捉えるのではなく,そのニーズを明らかにするために性別・年齢・1日の過ごし方など,ペルソナ8実在する特定の個人)を設定して具体的なプロフィールを作成することを目標としました。ブレインストーミングを用いて各グループで話し合いを重ね,最終的にエンドユーザーの魅力度,受講者のアクセスしやすさの二つの軸でエンドユーザーを特徴づけて,各グループがターゲットとするエンドユーザーを絞り込むことができました。

宿題として,棚卸シートで確認した情報を参考に,メンバーがそれぞれアクセスできるターゲットエンドユーザーに対し,インタビューを開始することになりました。