第3回課題提案型ワークショップ 「イノベーション演習2018」第5回開催報告

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2018年11月28日(水)標記授業の第5回ワークショップが開催されました。まず前回の宿題として、これまでのワークショップを通してそれぞれのグループが導き出した課題解決案に対し、同様のサービスや商品を市場で探し、比較検討してきた結果を共有しました。

グループ①では10年後の未来像としてさまざまなユニークなシナリオを考えてきましたが、技術の進歩で大気が美化されたと想定した場合と、地元産業の発展に伴う工場の拡張で大気汚染が進行した場合という正反対の環境を想定し、シナリオの登場人物たちがどのように過ごすことを求め、どのように屋上を活用できるか検討が進んでいました。その上で、高齢者の病気やレクリエーション、老人ホーム等の介護サービス、健康維持運動にはじまり、託児サービスや大気汚染に関わる環境基本計画など、あらゆる関連事項をリサーチしていました。

グループ②では、前回につづき、外国人居住者が増加した場合と減少した場合を想定し、それぞれ対象とする「留学生」「地域の子ども」に向けた既存サービスや行政資料などを調べていました。増加の一途にあると思われた東広島市の子供の数は、実は西条地区に限定され、広域の東広島市では横ばいであることがわかるなど、新たな発見もあったようです。子ども向けのサービスでは、公共のものから企業体のものまでいろいろと比較していました。


グループ③では、二層化する購買層に対応できるビジネスモデルを発展させていましたが、築かれた配達チャンネルの活用、および導入が現実的なスマートテクノロジーの選別も含め、幅広いサービスや商品について調べてきていました。既にイメージ画像などもできつつあり、メンバーのいろいろな思いが交錯して白熱した議論が展開されていました。
つづいて、2週間後に控えた最終発表に向け、ステークホルダー分析を行いました。影響度と関心度によって分類しながら、関与すべき団体、人物などに漏れがないか検討しました。

その後、改めて解決策の提案について目指すべき目標を割り出し、現状とのギャップを分析することで今後のアクションプランについて検討していきました。
いよいよ次回は最終成果発表ということで、各グループで担当割をして準備を進めていくことになりました。 発表が楽しみです!