2018年11月14日(水)標記授業の第4回ワークショップが開催されました。まず、各メンバーが考えてきたシナリオについて共有し、それぞれのポイントを統合する形で一つのシナリオを磨いていきました。共通認識が持てた段階で課題を洗い出し、解決したいWho/Whatや提供する価値を明確にしていくことで、より提案の枠組みがはっきりとしてきました。
グループ①は、これまでに行った未来洞察を基に非常にユニークなキャラクター設定で想像を掻き立てるような興味深いシナリオが作られていました。そのシナリオをさらに拡げて課題を洗い出していくことで、10年後の未来にどのような形で屋上が役割を果たせるのか、その提案の骨格が見えてきたようです。
グループ②では、特に10年後の下見地域の人口構造に着目し、広島大学のスーパーグローバル化に向けて外国人比率が飛躍的に上がるシナリオを想定し、外国人履修生自身が入学当初に直面した問題や悩みを基にRippleの活用案を挙げました。同時に、外国人留学生が減少し日本人学生が多数を占めるという真逆のシナリオも想定し、地域の子供に焦点を当てたRippleの活用案も挙がりました。
グループ③では、これまでの分析結果から、二層化する購買層に対応できるビジネスモデルを発展させていきました。高齢層に対しては、これまでの紙媒体を残しつつ、配達システムを活用した代替商品の構想を、若年層に対しては、新聞離れを解消すると同時に効率化を目指したスマートテクノロジーの導入や、投稿を中心とする参加型のシステムを取り入れることで、経営陣が希望する「地域との双方向コミュニケーション」を実現する提案が出されました。
次回はこれらのドラフト案に対し、ステークホルダー分析を取り入れ、さらにブラッシュアップを図っていきます。