未来を拓く地方協奏プラットフォーム第3回成果報告会 開催報告

  7月22日(金)常盤キャンパスE22講義室で、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)第3回成果報告会」を開催しました。この報告会は過去2回は代表機関である広島大学で開催されていましたが、今回は共同実施機関である山口大学で開催されたものです。
  山口大学では博士後期課程の学生数が広島大学や徳島大学に比べて少ないことから、この報告会では、副題を~HIRAKUから博士後期課程への誘(いざな)い~とし、事業の報告はもちろん、博士後期課程の魅力や修了後のキャリアパスについても伝えることとしました。
  当日は学部学生・大学院生・研究員・教職員など50名以上が参加しました。山口大学の堀理事の開会挨拶ではコンソーシアム事業による博士後期課程学生の支援体制がスライドにより紹介されました。続くマツダ株式会社の西川統括研究長の基調講演では、博士後期課程修了生の受入れや社会人入学を通した企業の開発現場と大学との共同研究の様子が生き生きと紹介され、参加者に大きな感銘を与えました。

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基調講演の様子

 
  次に、6名の博士後期課程長期インターンシップ生と4か所の受入先(うち1か所はコメント読上げ)からの報告と、この事業でテニュアトラック教員として採用された山口大学共同獣医学部の渋谷助教による着任報告がありました。
  その後、山口大学特任教授の兵動教授をモデレータに「将来の可能性を拡げる博士後期課程」と題したパネルディスカッションが開催されました。パネルディスカッションでは、パネリストであるマツダ西川統括研究長、広島大学鈴木客員教授、TSテクノロジー社山口社長、山口大学長田コーディネータと会場とが一体となり、博士後期課程における研究の楽しさや学位取得後の人生の広がりについて熱心な討論が行われ、盛会のうちに終了しました。
  また、併せて行ったアンケートで、参加者からは「修士課程学生と博士課程学生のインターンシップの意義の違いを考える契機となった」、「企業側の率直な意見が聞け、今後の進路決定に活かせそうだ。」、「パネスディスカッションが非常に良かった。」などの声が寄せられました。

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パネルディスカッションの様子