未来を拓く地方協奏プラットフォーム第1回成果報告会 開催報告

基調講演では、hokoku_1ローム株式会社チーフアドバイザー技術顧問 高須秀視様より「Business oriented Innovation」と題し、中国産業の台頭、ビジネス環境の変遷、クリエイティブな考え方、産業界で要求される能力とは、についてお話しいただきました。特に学生や若い研究者に対して、三つの眼(鳥の眼(全体を把握する)、虫の眼(部分を把握する)、魚の眼(流れを把握する))を持ったうえで素早く行動すること、さらに、専門の領域や国、自分自身の壁を打ちやぶり自由な発想を持とうとおっしゃられました。

相田美砂子hokoku_2 広島大学副学長 (大学経営企画担当)より、平成21年~25年度にわたって行った「地方協奏による挑戦する若手人材の養成計画」(科学技術人材育成費補助金ポストドクター・インターンシップ推進事業)の成果と事後評価(総合評価S)の報告があった後、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム」(科学技術人材育成費補助事業科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業(次世代研究者育成プログラム))の概要※を説明しました。
 
※このプラットフォームの特徴は、博士人材(後期学生・PD)の適材適所な就職を可能とするシステムの構築と自立した若手研究人材(テニュアトラック教員)をコンソーシアムで育成する二本柱を構成するとともに、山口大学、徳島大学のほか中四国の大学、企業、研究機関、自治体などが連携してバックアップする体制にあります。

その後、インターンシップ体験報告において、第1期長期インターンシップ生(4名)からそれぞれの派遣先での体験報告、テニュアトラック教員による報告において、第1期採用者(4名)及び第2期採用者(2名)からそれぞれの経歴や近況を報告しました。

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